2012年4月23日
神奈川県大井町とエコ再生紙振興会
全国の自治体初!
書道反古紙再生へ協定締結
大井町(間宮恒行町長)は20日、町内のゴミ減量化と資源の有効利用、児童への環境教育推進などを狙いに、使用済み書道用紙のリサイクルに取り組むエコ 再生紙振興会(松丸道雄理事長、横浜市神奈川区)と、全国の自治体で初となる「書道反古紙再生プロジェクト事業」の協定を結んだ=写真(右から)=。
同プロジェクトでは、町立3小学校(大井、上大井、相和)の児童が授業で使用した後、家庭に持ち帰り焼却処理をしていた書き損じなどの書道反古紙を、振興会が年3回(3・7・12月)ほど回収、脱墨したパルプを再び半紙に加工し、循
環させる仕組み。書道反古紙を脱墨する過程で出るスラッジ(泥状物質)は、道路の路面材やペットのトイレ(猫砂)などに活用される。
協定締結に立ち会った各学校を代表する3人の児童らは、同振興会の池田光希理事から、書き損じの書道用紙が再生半紙として生まれ変わるまでの仕組みを学んだ。
Panasonic「暮らしのエコナビ 半紙リサイクル編」
■レポーター:稲葉 弥生さん
みなさんも、学校で書道の授業を受けたと思います。
横浜市内には、およそ490校の小学校・中学校があるんですが、使用済みの半紙が年間30トン~40トン出ると言われているんです。そんな使用済み半紙は、これまで焼却処分されていましたが、それは「もったいない!!」ということで、この5月から「エコ再生紙振興会」が中心となって、リサイクルするシステムがスタートします。 まず、横浜市内の各学校に専用のエコバッグが配られ、半紙を回収します。その後、再生パルプに加工されて、さらに再生半紙になります。
その再生半紙は、また授業で使われる・・・ということなんです。しかも、墨で字を書きこんだ使用済みの半紙ですから、リサイクルする時には、墨の廃液も出てしまいますが、こちらは、一旦、墨の塊にして、道路の路面材などに再生されるそうなんです。完璧ですよね!ぜひ、全国に広まってほしいですね。
2012.4.29
文化放送の「浄土宗の時間」
浄土宗芸術家協会会長 荒木大樹師による特集が組まれ放送されました。
※現在、ラジオ収録の音声は聴けません。
展覧会や練習やお稽古で使用される紙は膨大な量になります。特に展覧会で出品作の裏側には何十枚・何百枚という反故紙が存在します。ほとんど捨てられている運命ですが、これでは「もったいない」と、この反故紙を再生し利用しようという動きがあります。
私の知人が一般社団法人「エコ再生紙振興会」事務局をしていますが、エコの叫ばれる時代にまさにマッチしていると言えるでしょう。数々の試行錯誤を繰り返し、改良を加えられた再生紙は、その名も「エコ半紙 未来箋」としていくつかの書道具店でも取り扱ってくださるようになりました。
購入された資金で更に生産を続けるよう努力しています。
毎日新聞他、掲載News